これまでの人生の中で、お遍路というものがあるのは知っていましたが、それがどんなもので、どんなことをするのかなど、詳しいことは何も知りませんでした。漠然と、「歩いてお参りするのかな。」と思うぐらいです。

そんな中、やけくそで歩き遍路に行くことが決まり、早急にお遍路の知識を得なくてはならない事態になりました。

知識を得るのであれば、実際に歩き遍路で一周回って来た人の話を聞くのが一番ですが、人見知りの自分に的確な質問をできるはずがなく、あって話す時間もないし、何より一か月以上かかることを詳しく話すことは無理なのは分かっているので、本にしてまとめてあるものを探しました。

参考になった部分もあり、ならなかった部分もありますが、歩き遍路に行ったことがなかった自分には、ピッタリの本でした。とりあえず読んだ3冊を紹介しておきます。

もし、これから歩き遍路をされる方がいるのであれば、本ではなく歩かれた人のブログを探して読まれた方が、最新の情報もあっていいのではないかと思います。

 

男は遍路に立ち向かえ―歩き遍路四十二日間の挑戦

お互いのことを何も知らない、筆者と野宿の若者との出会いが感動的です。互いに結願したときの涙は、こちらもうるうるさせられます。

参考になったのは、『高知の途中までは水道水がきれいなのでそのまま飲める。』ってことですね。お遍路の入門書としてはあまり適さないかもしれません。

 

生きることは歩くこと 歩くことが生きること!―四国ひとり歩き遍路

内容をまとめると、体調の悪い七十七歳のおじいさんが、歩き遍路を通して体調が少しずつ安定していくお話。

そんなに体が悪いのに、それでも歩き遍路をする。そこまでこの人を引き付ける魅力が歩き遍路にはあるのだろうか。なかなか気になります。

身体が悪くても結願できるということに、少し安心感がもらえました。

 

私のお遍路日記―歩いて回る四国88カ所

『宿の情報や寺と寺の距離』『持って行ったもの』『どこが道が険しいか』などが詳しく書かれていてとても参考になり、入門書としてオススメの本です。

女性のお遍路さんで、上の2冊とは視点がまた違います。ただ、現在では閉店した宿や新たにできた宿が多々あるので、そのときそのときで、宿の人に尋ねたり、ネットで調べたりしながら進まれた方がいいです。

 

歩き終えて。

自分がまだ若いからかもしれませんが、書いてあるように、山は険しくなかったし、道も危ないところはなかった。やはり、歩く人が違うと印象が変わるし、道も整備されたり、道標が置いてあったりして、段々と歩きやすくなっているんだと思う。

また、いろいろな視点があるってことを知れたのが大きい。

歩くスピード、距離、時間重視の人。観光がメインの人。人と話すのを主にしている人。病気がある人。大切な人の供養のために歩いている人。老若男女。盗人。悪人。エンドレス遍路。車遍路。歩き遍路。自転車遍路。原付遍路。

いろんな人がいます。そして、それぞれに、それぞれの思いがある。

『歩き遍路』なかなか面白い旅です。

これから歩く人の参考になればなと思います。