2014.5.3
26日目!
今日は、45番を打戻りしたあと、久万高原を降りて、46番へ行く予定だ。
頑張っていこう。
山道ばっかり。
山を登ったり下りたり。道中であう人は少ない。
結構な山の中まできた。景色がきれいだ。
45番札所岩屋寺に到着
お参りをする前に、先にトイレへ急ぐ。
ここのトイレはなんとバイオトイレだった。水ではなくて、ぼっとんの中が土?木くず?みたいものが溜めてあって、刃が回転してる。生ごみ処理機みたいだ。
でも臭くない。
これは革命だ!全国のぼっとんトイレをすべてこれに変えてほしい。山のなかとか特に!!
一息ついてお参りをする。隣は断崖絶壁というよりはもう「岩!!」って感じ。さすが岩屋寺。岩やし。
お参りもすんで来た道を戻ろうとしたが、道を間違える。やはり、山の中はわかりにくい。気が付いて急いで戻った。
途中、女性のお遍路さんが道に迷っていたので声をかけると、…距離をとられた。
まじか。不審者に間違えられたんかな。行って戻ってきたところ見られたらそうなるかな。
とりあえず、道だけ教えて、そそくさと離れた。女性のお遍路さんは危険がいっぱいという話を道中いろいろな人から聞かされるので、それで警戒したんだろうと思う…たぶん。
触らぬ神に祟りなしだ。
宿まで戻り、荷物を取って、再び歩き始める。
まさかの望まない再開。
これから久万高原を降りて行く道に入る前の手前の休憩所で休憩していると、前方からお遍路さんがいっぱい歩いてきた。
話してみると、家に居場所がないお父さん方のお遍路さんたちとのこと。退職した後、家にいると邪魔者扱いされるらしい。
そんな人たちが集まって、野宿でテントをもってワイワイしながら歩いているみたい。すごく楽しそうだ。
今までにもらった飴が大量にあるので、分けてあげることにした。なんていい笑顔で受け取ってくれるんだ。退職するまで働いたこんないい笑顔の人を、邪魔者扱いとは。理不尽だ。
久しぶりのまともな会話に、楽しいひと時を過ごしていたら、なんかひさびさに見る人登場。いつぞやの(10日ぐらい前やったか)に高知で見た宗教の人だ。ほんまに車で回ってるんや。
周りのお父さん方に伝達。顔怖い。これが貫録か。ねちっこい人を追い返した。すごい。ここでこの人たちに会えてよかった。
追い返したけど、自転車で回っている青年お遍路さんが捕まる。頑張ってください。けど、居づらかったのか意外と早く帰った。
「ああ、馬鹿正直に話を聞かなくてもいいんだなあ。」
いなくなったので出発することに。
会話の中で、お父さんたちから、香川出身の野宿の遍路さんと一時間前ぐらいにすれ違ったという話を聞いた。いつのまにか抜かれていたようだ。追いつかないかもしれないが頑張って歩く。
三坂峠を下る。
三坂峠を下っていくと、【坂本屋】という休憩所がありお茶を頂く。お遍路さんのためにここで、休憩所をしているらしい。感じのいいおっちゃんたちの集まりだ。そしてまた、縁側がよく似合う。
香川の野宿遍路さんは一時間前ぐらいにここを通ったらしい。うーん、追いつかないな。
気分も回復したところで、いざ出発。マムシ注意の看板がいたるところにあるがマムシはいない。時期じゃないのかも。
46番浄瑠璃寺に到着。
まだ、時間があったので48番札所八坂寺まで行くことにした。これで明日がちょっと楽になるだろう。
猫が昼寝していた。
猫は苦手なんですが寝ているなら大丈夫。
宿につく前に、昨日峠を越えている途中に出会ったお遍路のおばあちゃんに再開。
向こうも覚えてくれていたみたいで、フレンドリーに話をしてくれた。
1回目は会っても若干警戒しているのですが、2回目会うともう仲間って感じ。このおばあちゃん、家で頼りにされていて、明日歩いたら家に帰るみたい。明日も会えそうだ。
今日の宿、【長珍屋】に到着。
浄瑠璃寺の前にあるので少し戻る。
お遍路さんがだいたいここに泊まるらしく、かなりおおい。ツアー客なんだろう、50人はいる。歩いていたときに会った人たちもここで再開。夜ご飯は、泊まっている人が全員一緒の部屋で食べるみたいで、かなりの人数と一緒にご飯を食べた。いやー、賑やかだ。
明日は6つもお寺を回るのでしっかりと睡眠をとっておこう。
それではまた。
◆【歩き遍路27日目】GWは人がおおい。(48番西林寺~53番円明寺)
◆歩き遍路 旅の記録。へもどる。
コメント