2014.4.10
三日目!初めて小屋で一晩過ごしたわけだが、結果は…。
小屋での一晩は装備が整ってから!!
正直舐めてた。『簡易用寝袋』『着る毛布』があれば余裕だろうと。全然そんなことなかった!
駐車場のすぐ横だったこともあり、人の気配と車の音で眠れない。そして、興味を持った人が話しかけてくる。夜遅くにようやく静かになった。「やっと眠れるか。」と思って寝た。
けれど、夜中に寒すぎて起きる。非常用寝袋の中に、気温差で結露ができて服が濡れていた。それが、外気温で冷やされ、さらに寒いの2段構え。持ってきた服を重ね着して、ようやくちょっと寒いレベルになった。「非常用のやつ災害時に使えんやん。」これは、普通の寝袋を持ってくるべきだった。
ちょっとまどろんでいると周囲が明るくなってきてしまった。「ああ、朝か。」今日は遍路転がし。登り切れるか心配。
ちなみに、となりのおじさんは、空気枕に、寝袋に、敷布団代わりのキャンピングマットと装備がやばい。さすが、ベテランだ。
欲しい物リスト
- 寝袋
- 空気枕
- キャンピングマット
いざ、遍路転がしへ!
藤井寺の奥から焼山寺に向かって山登り。その険しい山道を遍路転がしというみたい。健脚5時間弱足8時間かかるらしい。さて、何時間かかることやら。寝不足で倒れないことを祈る。
だいぶ歩いたがここで小休止。荷物が重いので肩が痛い。なんたって、この白い鞄も何気に2kgある。飲み水で500gあるし、なんやかんや入ってる。どうしようもない。頑張って登る。
ようやく一本杉のところまで来た。階段の上には弘法大師が待ってくれている。若干怖い。ここからまた下って行って、上がらなければならないので、登りきったところで、ちょっと休憩。
同じように休憩している人がいてちょっと話す。どうやら、札所だけでなく弘法大師ゆかりの地すべて回るみたい。かなりの時間がかかるみたいだが、のんびり行くそうだ。
「あー、そんな回り方もあるんだ。」と思う。まあでも、今回は初回なので札所を回るだけにすると決めている。自分は自分だ。
川の上流となると水がきれい。
石像が見えてきたらもうすぐそこだ。長かった。
12番札所焼山寺に到着。
結果はというと、4時間かかった。足にまめができていたが靴下2枚履きがきいたのか、そこまで歩くのに違和感はなかった。昨日一緒にあるいていたおじいさんも4時間で登れたみたい。さすがです。このおじいさんは、奥の院のほうまで歩いてみるらしい。「奥の院とかあったんかよ。」調査不足だ。
僕はちょっと休憩して、あとは宿に向かうだけの予定。予想以上に早く着くことができたので、時間があまってしまった。なので、お昼を食べてそこで今後の予定をたてることにした。ここの食堂のおばちゃんは感じのいいひとで、ついつい長居してしまった。
宿に向かって歩き始めたが意外と時間がかかるみたい。山道は時間通りには行かないようだ。ちょっと早歩きで行こう。
今日の宿、なべいわ荘に到着。
桜?が綺麗。さて、今日は洗濯をしようと思う。とりあえず、先にお風呂ですが、足が悲惨なことになってた。カットバン(絆創膏)にテーピングに靴下2枚履きにとガードしてましたが、状態は酷くなる一方のもよう。何が悪いかと言われると、確実に靴が悪い。「運動するから、ランニングシューズかな!」ぐらいのノリで来たのがダメだった。
すでに靴もボロボロ。家を出た時から結構古かったが、このお遍路で寿命が来たようだ。下のソールがはげてペタペタになってる。靴はきちんと選んで足に合うものを履いてこないとだめだな。
余分な出費だが、途中の店で靴を買うことにしよう。明日は徳島市内まで、たどり着く予定なのでそこで探そうと思う。
テーピング剥ぐのが怖い…。
宿の食事はとてもおいしい。こうやって、バランスのいい食事をしていかないと体壊しそうだ。
やはり、部屋の中は隙間風もなく、外も静か。ゆっくり眠れそうだ。しっかり寝て体力を回復せねば!
それではまた。
コメント