2014.4.14
7日目!
朝、家の人に昨日乗せてもらったところまで送ってもらいそこから歩く。家に帰ってシップなどを駆使したせいか、昨日ほど筋肉痛ではない。少しだけ楽になった。
いざ、薬王寺へ。
途中で由岐の方へ行く道と国道沿いを行く道がありますが、由岐の方は遠いので国道沿いを行くことにした。新しくできた日和佐道路は歩行者通行禁止なので、旧の国道を進む。
こっちの道は曲がりくねった道が多く人気がないので車が少ない。安心して歩道がない道を進むことができた。
途中であった工事現場のおっちゃんが、「がんばってください。」と声をかけてくれ、少し元気になる。
徳島最後の札所、薬王寺
23番札所薬王寺に到着。見るからに階段が多い。
シップの効果か昨日よりはだいぶ楽に降りられた。納経を済ませて、南へ向かう。
ここから、次の札所までは約75kmも離れているので、ここから汽車や車などで移動される遍路の方も多い。
だが、ここは歩いていく。
歩き遍路に地形ダメージ
日和佐から牟岐にかけてはただひたすらに国道沿いを進む。
ここにきて、歩き遍路の天敵が出現。目には見えずらいが、確実に存在する。それは、車で通ったときは全く気が付かない。そう、歩道がじゃっかん斜めになっているのだ!
雨水をためない工夫なのか、経年劣化で傾いているのか、とにかく微妙に斜めになってる。普通に歩く分には、なにも問題がなさそうなのに、重い荷物をもって長距離をあるく遍路には天敵である。しかも、すでに足が痛い。右足の膝にえらい負担がかかる。
ここらを通るお遍路さんが、若干険しい顔をしているのはそういうことなんだなと今更ながら思う。
景色がきれい。ここでサーフィンをしているのをよく見る。内妻海岸。
ここでちょっと休憩。トイレに行きたいがトイレはない。ここは我慢。
水分補給をし、いざ歩き始めよう。としたところで違和感。
立てない。
足が限界を迎えているのか立ち上がれない。ここまでの歩行距離は約34km。この一週間で一番長い距離。さすがに無理なのだろうか。
生まれたての小鹿のようにたちあがり進む。歩くだけで目に涙が浮かぶのは初めての経験。足が途中で疲労骨折するんじゃないのかと思った。
けど、人間の体というものはすごいもので自分で歩く分には折れたりしないみたい。結局折れないまま、約7kmほど進めたところで17時になったので今日はここまでにする。
心もなんとか折れなかった。
が、やはり足が限界なので明日は実家で一日休みを挟むことにする。
それではまた。
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