
ゲームに没頭している間は集中できるのに、ひと区切りつくと急にやる気が落ちる。そんな経験はないでしょうか。
私の場合、そのタイミングで自然と手が伸びるのが「異世界小説」です。
ゲーム、DIY、小説を順番に楽しむようなルーティンがあり、ひとつに満足すると次のフェーズへ移る感覚があります。
今回はその中でも、読み応えがあり、腰を据えて楽しめる長編の異世界小説を紹介します。
どれも完読までに相応の時間が必要な作品ばかりです。
ゲームに一区切りついたタイミングで、次に何を楽しもうか迷っている方の参考になれば幸いです。
おすすめ小説
ログ・ホライズン
MMORPG〈エルダー・テイル〉をプレイしていたプレイヤーは、ある日世界規模で、ゲームの舞台と酷似した異世界に転移してしまった。その数は日本では約三万人。各々がゲームのキャラクターとしての肉体を得た今、プレイヤーたちは高い戦闘能力、「死」からの蘇生能力を備えた英雄的存在〈冒険者〉とよばれ、この異世界で暮らすこととなる。
https://ncode.syosetu.com/n8725k/
アニメや漫画で内容は知っていましたが、原作小説を読むのは今回が初めてでした。
設定の掘り下げが丁寧で、世界の仕組みや社会構造が徐々に明らかになっていく流れに引き込まれます。
戦闘だけでなく、政治や経済、共同体の在り方まで描かれるため、単なるゲーム転移ものとは違った読み応えがあります。
連休をまとめて使って読み進めたくなるタイプの作品です。
サモナーさんが行く
リハビリがてらで。
説明を碌に読まずにゲーム始める人っていますか?
私はそんな傾向が強いです。
βテストを終え本スタートを開始したVRMMOに参加した主人公。
ただ流されるままにゲーム世界をへろへろと楽しむことに。
そんなゲーマーのプレイレポートです。
https://ncode.syosetu.com/n4908bv/
いわゆるバトルジャンキー向けの内容で、戦闘描写の比重がかなり高めです。
その分、文章量も非常に多く、読み進めるには相応の体力が求められます。
一度完結したと思われた後に連載が再開されて、ついに完結しました。
長編をとことん読みたい人向けの作品といえます。
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世界の魔術師であり、自分達の生み出した魔術を廃れさせない為にそれを継ぐ資格のある者を探していたという。その提案に乗った玲二は、新たなる肉体と強大な魔力を持って異世界エルジィンを生きていく。
https://ncode.syosetu.com/n3726bt/
更新頻度が非常に高く、物語のテンポも速いため、読む側が追いつくのが大変に感じることがあります。
次々と展開が進むので、細かい理屈より爽快感を重視する人には向いています。
強さのインフレを楽しみたい人には、満足度の高い作品でしょう。
マギクラフト・マイスター
世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですがやはり異世界に付きもののあれこれもついて回ると思います。
普通は性能や装備での劣勢を主人公が技術や技能や精神力やらで跳ね返すのですが、本作ではむしろ性能や装備が相手より上回っています。
魔法は神秘の力というよりも、物理法則を支配する超物理的な力という扱いをします。
ですので精霊とか妖精などは多分出ません。
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装備や技術はインフレしていきますが、主人公の立ち位置は比較的安定しています。
物作りや技術描写が好きな人には読みやすい長編です。
異世界料理道
津留見明日太(つるみあすた)は17歳の高校2年生。父親の経営する大衆食堂『つるみ屋』で働く見習い料理人だった。ある日、『つるみ屋』は火災に見舞われ、父親の魂とも言える三徳包丁を救うべく火の海に飛び込んだ明日太は、そこで絶命してしまう。
そして気づけば、そこは見知らぬ密林の真っ只中。イノシシにそっくりの野獣ギバに襲われ、『森辺の民』を名乗るアイ=ファという少女に救われた明日太は、そこが異世界だということを知る。
https://ncode.syosetu.com/n3125cg/
物語の中心はバトルではなく、人間関係や文化の違いにあります。
登場人物の心情や生活描写が丁寧で、世界観にゆっくり浸れます。
戦闘中心の作品を読み続けて疲れたときに、良い休憩になる一作です。
あとがき
今回紹介した作品はいずれも、完読までに50時間以上かかる可能性があります。
その分、ゲーム数本分に相当する没入感を得られるでしょう。
・長時間じっくり楽しめる作品を探している
・ゲームに一区切りついた後の娯楽を探している
・異世界ものでも、設定や世界観を重視したい
こうした条件に当てはまる方には、特におすすめできます。
まとまった時間を確保できるタイミングで、腰を据えて読むのが向いています。

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