2014.4.19
12日目!
朝早くから、イベントが発生した!?
怒鳴りこみ!?
今朝、4時ごろにドアを叩く音で目が覚める。「いったいなにごと!?」と思ってドアにゆっくり近づいてみると、なにやら話し声が。
「〇〇さーん!」←僕の名前。「電話かけてみたら?」「これぐらいのドアやったら蹴破れるんちゃう?」「信用してもらえたらこっちのもんや。」
なにやら、怪しすぎる会話が。「これは開けたらいかんやつや。」と思って、ドアの前で座って待機しながら聞いていた。その人らは明らかに向かいの部屋の人で、出入りが五月蠅い。声は若い感じで、その人らの上司にあたるっぽい人は上の階の部屋なようだ。「ドアの前で相談するとか、警戒してくださいっていよるようなもんやん。」とか思いながら、結局寝られず朝になった。時間が経って諦めたのか、強行突破してくることはなかった。「よかったー。」
朝ご飯の時間になり、ビクビクしながら部屋からでたが、だれも居らず、向かいの部屋からはシュコーシュコーとなにやら酸素ボンベのような音が。怪しすぎる。フロントに言うか迷いましたが、電話も住所も知られているならばちょっと怖いので、朝ご飯を食べ、そそくさと出発。何事もないことを祈ろう。
名前とか書くの控えようか
これからは、宿に住所や電話番号、名前とか書くの控えようかな。
個人個人が書くのではなくて、ノートに書き込む式だったのが悪かったと思う。『その時に見られた』か、『自分の部屋でこれからの宿の予約をしているときに声が筒抜けになっていたから』なのか、もしくは両方か。
となりの遍路さんの電話の声も聞こえていた。意外と個人情報が駄々洩れになっている。気をつけないとな。でもなぜ部屋番号まで知っていたのか謎。終わったことは仕方がないが、とりあえず襲われずにすんでよかった。
気を取り直して出発!
なにやらおもしろそうな時計を発見。でも時間が止まってる。
道中は、同じ宿だった、おばちゃんおじいさん遍路さんと三人でのんびり歩いた。今朝と違って安心感が違うな。このお遍路さんたちは、海が近くにないところから来たそうで、海沿いを歩くのが好きとのこと。海が近くにあるところ出身なのでその気持ちはよくわからないが、ちょいちょいある歩道がない国道は、かなり危なく、特にトンネルはほんまに怖い。それを思うと、、車がいっぱいの国道よりものんびり静かなのはいいかなと。
善根宿の萩森のおじいさん。
歩いている道中、善根宿を立てている親子?に会う。一日目の宿でもらった善根宿リストは危ないところがいっぱいらしい。泊めたあとで高額請求されるところもあるみたいだ。宿泊まっててよかったと思った。
そして、おじいさんの知りあいとか、息子さんが実際に行って確認してきたこととかいろいろ教えてくれた。この萩森のおじいさん、お遍路の宿や宿坊をしている人の中では有名なおじいさんらしい。口頭で説明するだけでなく、地図におじいさんの電話番号や安くていい宿を書き込んでくれた。「何かあったら連絡してこい」とのこと。頼もしい。
この人が立てている善根宿は、中の布団とか、毎回クリーニングにだしているみたいで、管理がしっかりされているようだ。めっちゃ快適そう。
また、お遍路は危険がいっぱいということを教えてもらった。『知らない人にはついて行くな。』は老若男女問わずのようだ。出会う人が、みんな知らない人なのでどうしようもないなと思う。車で送ってくれるとか、泊めてあげるとかそういうのは危ないみたいだ。旅館にいても襲われた事件があったらしい。怖い怖い。なんかタイムリーな感じがするのは、気のせいだろうか。無事に一周できるのか心配だ。
人をどこまで信用するのか。
これをしっかり考えなくてはいけないなと思う。
初めは親切にしといて後からとか、優しそうなふりしてとか、考えるときりがない。中には、ほんまに善意の人もいる。
常に疑心暗鬼な状況。今まで出会ったお遍路さんはどうなんだろうとか、これを教えてくれた人など、自分の第一印象以外何一つ根拠となるものがない。
なかなか難しい。
ただ歩いて、食べて寝るがげかと思っていたが、いろいろある旅になりそうだ。歩き切ったら、一回り大きくなれるのではないかと思う。
今日の宿、【南国ビジネスホテル】に到着。
ちょっと迷いましたが、今日の宿、【南国ビジネスホテル】に到着。
洗濯をして、お風呂に入り、ご飯を食べる。ここは注文するみたいで、久しぶりにチャーハンをたのむ。うまい。今日はゆっくり眠れそうだ。
それではまた。
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