2014.4.9
二日目!8番札所熊谷寺へ向けて出発!
途中に見上げるほど大きな門(熊谷寺二王門)があり、そこを通りまっすぐ行くと到着。
納経を済ませて9番へ。
9番札所法輪寺
9番札所法輪寺に到着。
なかなかいいペースだ。足もそんなに気にならない。昨日の夕方の歩きが嘘のようだ。
何事もなく次の10番へ。
10番札所切幡寺
山の上にあるのでここを登り、その後、階段で上がっていく。背中の荷物は10kg。すごく修行っぽい。
頂上で参拝し、少し休憩。鐘とか鳴らしたらよかったかもしれない。鳴らさないまま下山。
途中渡し舟があると地図に書いてあり、「ちょっと乗ってみたいなー。」と思っていたので、探してみたけれど…ない…。それっぽい道を行き、草をかき分けてすすんでみると船があった。みるからにもうやってないみたいで、落ち葉やら枝やらが積もっていた。凄く残念だ。
70歳ぐらいのお遍路さんとの出会い
多少、時間のロスをしてしまったが、まあいいかなともとの道に戻って歩いていると、70歳ぐらいのお遍路さんに出会う。藤井寺まで行くみたいなので一緒に歩いた。
話をしながら歩いていると、このおじいさん、この日のために3か月で1600kmも歩いたみたい。すごい!!練習の成果か、めっちゃ歩くのが早くついていくのにやっとだった。もう足がパンパン。「お年寄り、侮れない。」
歩き遍路をする人は、歩き始める前に10kgの荷物をもって20kmほど歩く練習をしたほうがいいとどこかで読みましたが、そんな練習など一切せずに来たもので、「ほんまにやるひとがいるとは」と感心した。僕には無理だ。
一人で歩いている時とは違い、誰かと歩くと次の寺までが早い気がする。11番札所藤井寺に到着し、これからどうするのかという話になる。今日の泊まるところが別だったので、ここで別れて宿に向かうことにした。明日は12番に向かうのでそのときにまた会うだろう。
今日の宿【鴨の湯(横の小屋)】
鴨の湯に到着。温泉の横のところに今日の宿を発見。見た目は完全に小屋だ。トイレも水道もあり意外と快適そうでよかった。
温泉に行くと、強面のお兄さんに話しかけられる。めっちゃ厳つい。温泉の中でも話しかけられ、かなりビビった。「絶対裏の稼業の人やろ。」と思ってビクビクしていたが、お遍路のことについて詳しく、どこでどんなお接待がもらえるのかなど教えてくれた。
「あれっ?結構親切?」
人を見た目で判断したらダメだね。みかんやびわなどの果物とかももらえるようで、もらえる機会があればもらおうと思う。
夜ご飯は温泉の人が自転車を貸してくれ、近くのスーパーに買いに行った。なんか久しぶりに自転車に乗った気がする。そして、スーパーが微妙に遠い。
風を切って帰ってくると、泊まるところに一人増えてた。今日は僕を含め二人らしく、別々の小屋で寝ることに決定。なんとここ小屋が二つあり、男性用女性用で別れて寝れるようになってる。まあ、外からは丸見えですがね。
そしてこのおじいさん、何回かお遍路をしており、道中注意することをいろいろと教えてくれた。山でトイレに行きたくなったときは、近くにトイレがないことが多い。なので、「これをずっとかばんにいれとけ。」とトイレットペーパーをくれる。僕はすぐにお腹を壊すのでめちゃくちゃありがたい。これを使う時がくるのかはわからないが、転ばぬ先の杖だ。転んだらやばいが。
そんなこんなで、今日は終わり。寝るときちょっと寒そうですが、持ってきた着る毛布と非常用寝袋がどの程度効果を発揮するか楽しみだ。
それではまた。
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