
ケンウッドの「DPV-7000」を使っていて、次のモデルを待っていたところ「DDX5020S」が出ているのを知りました。さらに現在は、現行モデルとして「DMX5523S」「DMX7525S」も販売されています。
ただ、ここ数年で製品の方向性が変わり、DVDを中心に使うモデルと、スマホ連携を中心に使うモデルで選び方が分かれます。この記事では、DPV-7000/DDX5020Sの立ち位置を押さえたうえで、現行のDMX5523S/DMX7525Sのスペック差と、買い替えの目安をまとめます。
この記事で比較するモデル
DPV-7000とDDX5020Sの立ち位置
DPV-7000は7V型の2DINディスプレイオーディオで、DVD/CDに加えてSDカード、HDMI入力、地デジチューナーまで載っているのが特徴です。
DDX5020Sは6.8V型のDVD/CD/USBモデルで、BluetoothはVer.4.1です。SDやHDMIは主な仕様に出てきません。
現行モデルはDMX5523SとDMX7525S
現行のDMX5523Sは6.8V型で、Apple CarPlayとAndroid Autoを有線またはワイヤレスで使えるモデルです。画面解像度がWSVGA(1200×600)になっています。
DMX7525Sは6.9V型で、HDパネル(1280×720)を搭載し、HDMI入力もあります。BluetoothはVer.5.3です。
まず押さえたい大きな違い
ディスクとSDの有無
DPV-7000とDDX5020SはDVD/CDを再生できます。
一方でDMX5523SとDMX7525Sの主な定格はUSB再生が中心で、DVD/CDの項目がありません。ディスクが必須なら、DMX系は合いにくいです。
また、SDカードはDPV-7000にはありますが、DDX5020SとDMX系には出てきません。
画面サイズと解像度
DPV-7000は7.0V型でWVGA相当(800×480)です。
DDX5020Sは6.8V型でWVGA(800×480)です。
DMX5523Sは6.8V型のWSVGA(1200×600)で、同サイズでも表示が細かくなっています。
DMX7525Sは6.9V型のHD(1280×720)で、4機種の中では最も高精細です。
スマホ連携の方向性
DDX5020SはApple CarPlayとAndroid Autoを使えます。
ただしWi-Fiの仕様が見当たらず、無線接続前提の設計ではありません(Bluetoothは4.1です)。
DMX5523SとDMX7525Sは、Apple CarPlayとAndroid Autoをワイヤレスでも使えることが明確に打ち出されています。
スマホ中心で使うなら、現行DMX系のほうが使いやすいです。
HDMI入力の有無
DPV-7000はHDMI/MHL入力があります。
DDX5020Sは主な定格にHDMIが出てきません。
DMX5523Sも主な定格にHDMIが出てきません。
DMX7525SはHDMI入力があります。
ミラーリングを使いたい場合、DMX7525SはワイヤレスミラーリングとHDMIミラーリングの両方を案内しています。ただし著作権で保護された映像はミラーリングできない旨も書かれています。
BluetoothとWi-Fi
Bluetoothのバージョンは、DDX5020Sが4.1、DMX5523Sが5.0、DMX7525Sが5.3です。
また、DMX5523SとDMX7525SはWi-Fiの項目があり、ワイヤレス連携の前提が読み取れます
各モデルのポイント
DPV-7000
DVD/CDに加えてSDカード、HDMI入力、地デジチューナーがあるのが強みです。質量は2,380gと重めです。
今あえて選ぶ価値が出るのは、SDやHDMI、地デジ込みの構成が欲しい場合です。
DDX5020S
6.8V型のDVD/CD/USBモデルで、Bluetoothは4.1です。
CarPlayとAndroid Autoが使える一方、HDMIやSDは期待しにくい構成です。
DMX5523S
6.8V型で、WSVGA(1200×600)の画面になっています。
Apple CarPlayとAndroid Autoをワイヤレスでも使える点が主役で、Bluetoothは5.0です。
ディスクよりもスマホ中心で割り切る人向けです。
DMX7525S
6.9V型のHDパネル(1280×720)で、HDMI入力があります。Bluetoothは5.3です。
現行ラインの中では、画面と接続の強さを両方取りにいくモデルという印象です。
どれを選ぶかの目安
DPV-7000からの買い替え
DVDに加えて、SDとHDMIを使っているなら、DDX5020SやDMX5523Sへ行くと端子の考え方が変わります。DPV-7000はSDとHDMIが仕様に含まれています。
HDMIまで欲しいなら、現行ではDMX7525Sが候補になります。
地デジチューナー込みの構成が必須なら、同等条件は探しにくいので注意が必要です。
DDX5020Sからの買い替え
主な不満が画質やレスポンスなら、DMX5523Sは同じ6.8V型でも解像度が上がるため体感が変わる可能性があります。
HDMIも欲しいならDMX7525Sが分かりやすいです。
DVDを残したい場合は、DMX系への移行は合いません。
初めて買う人
普段の使い方がスマホの地図と音楽中心なら、DMX5523SかDMX7525Sから選ぶほうが自然です。どちらもワイヤレスでCarPlay/Android Autoが使えます。
YouTubeなどの映像まで車内で使いたいなら、HDMI入力があるDMX7525Sが選びやすいです。
注意点
車側の取付と接続端子は先に確認する
DPV-7000のHDMIはType-A、DMX7525SのHDMIはType-Dです。ケーブルや変換の前提が変わります。
買ってから詰まるポイントになりやすいので、使いたい接続(HDMI、USB、バックカメラなど)を先に見ておくほうが安心です。
ミラーリングは映像が映らない場合がある
DMX7525Sの案内では、著作権で保護された映像はミラーリングできない旨があります。動画配信サービスはここに引っかかることがあるため、用途は絞って考えるのが無難です。
まとめ
良かった点
- 現行のDMX5523Sは6.8V型でも解像度が上がり、スマホ連携もワイヤレス前提です。
- DMX7525SはHDパネルとHDMI入力があり、画面と接続を重視する人に分かりやすいです。
気になった点
- DPV-7000のようにSDとHDMI、地デジまで載せた構成は、現行ラインでそのまま置き換えにくいです。
- DMX系はディスク中心の使い方とは噛み合いません。
向いている人
- DVDやSD、地デジが欲しい人は、まず必要機能を明確にしたうえで旧モデル系を探すほうが近道です。
- スマホの地図と音楽が中心なら、DMX5523Sが素直です。
- 画面のきれいさとHDMI入力まで欲しいなら、DMX7525Sが選びやすいです。

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