
生垣を剪定するのに18V充電式ヘッジトリマを購入したのですが、他のものも気になったので性能を比較して違いをまとめておきます。
マキタの充電式ヘッジトリマ 性能比較 まとめ
最大切断径はほぼ変更なし
- MUH267D:10mm
- それ以外:18mm
「MUH267D」だけが10mmで、それ以外のモデルは18mmまで切断することができます。

写真は「MUH367DZ」で18mmまで切ることができます。キンモクセイの枝ぐらいであれば切断可能です。ただ、枝が中心に近づくに連れて太くなるので、その場合は切れません。
40Vmaxモデルになっても最大切断径は変わらないので、ヘッジトリマで刈れるのはそれぐらいの太さということですね。
変速付きモデルは重たい
充電式ヘッジトリマには、ボタンとトリガ変速が搭載されたモデルがあります。
- MUH405D:3.7kg
- MUH500D:3.8kg
- MUH600D:3.9kg
角度の調節ができるので、一定の角度で刈りたいときなど便利そうなのですが、他のモデルと違い1kgほど重たくなっているので注意です。
値段もその分高めで、サイズも大きいです。
新シリーズの方は、少し軽くなってます。
- MUH503SD:3.4kg
- MUH603SD:3.5kg
- MUH753SD:3.6kg
それでも片手では重いですね。
カット数はストローク数の2倍
前後に刃がついているため、カット数はストローク数の2倍になっています。
したがって、以下に記載する一覧にカット数は表示していません。
性能比較一覧
性能を一覧にまとめておきました。
モデルNo. | 刃物長 (mm) | 最大切断径 (mm) | ストローク数 [往復/分] | 本機寸法 (長さ×幅×高さmm) | 質量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|
MUH267D | 260 | 10 | 1250 | 573×120×131 | 1.8 |
MUH307D | 300 | 18 | 2000 | 670×175×165 | 2.4 |
MUH367D | 360 | 18 | 2000 | 727×175×165 | 2.5 |
MUH407D | 400 | 18 | 2000 | 790×175×165 | 2.5 |
MUH467D | 460 | 18 | 2000 | 845×175×165 | 2.6 |
MUH405D | 400 | 18 | ※ボタン+トリガ変速 | 916×223×191 | 3.7 |
MUH500D | 500 | 18 | ※ボタン+トリガ変速 | 1016×223×191 | 3.8 |
MUH600D | 600 | 18 | ※ボタン+トリガ変速 | 1121×223×191 | 3.9 |
モデルNo. | 刃物長 (mm) | 最大切断径 (mm) | ストローク数 [往復/分] | 本機寸法 (長さ×幅×高さmm) | 質量 (kg) |
---|---|---|---|---|---|
MUH308D | 300 | 18 | 2000 | 676×176×164 | 2.4 |
MUH368D | 360 | 18 | 2000 | 740×176×164 | 2.5 |
MUH408D | 400 | 18 | 2000 | 794×176×164 | 2.5 |
MUH468D | 460 | 18 | 2000 | 854×176×164 | 2.6 |
MUH503SD | 500 | 18 | ※ボタン+トリガ変速 | 953×282×143 | 3.4 |
MUH603SD | 600 | 18 | ※ボタン+トリガ変速 | 1061×282×143 | 3.5 |
MUH753SD | 750 | 18 | ※ボタン+トリガ変速 | 1200×282×143 | 3.6 |
307Dと308Dシリーズの違いは?
307Dと308Dシリーズでは、重さに違いがないです。
- 新・高級刃→偏角拝み刃
- ハイパワーブラシレスモータ搭載
- 高耐久「新」クランク機構
- 切断効率アップ(刃の根元まで出る)
刃が変わったのと、耐久性と切断効率が上がっているようです。それぐらいです。
バッテリー・充電器について
充電器は1個で十分
マキタの18Vバッテリーのものを使用する電子工具類は、すべて同じバッテリーで動かせるようになっているので、充電器は1個で十分です。
充電器を既に持っているのであれば、次回購入するときにはバッテリーと充電器が別売りのものを購入するようにしましょう。その方が圧倒的に安く工具を購入することができます。
バッテリーは小さいもので問題なし
バッテリーについてはこちらにまとめ直したので参考にしてください。
18V3.0Ahのものは、容量が少ない割に6.0Ahと重さが変わらないので、購入するのであれば6.0Ahがいいです。


ただ、6.0Ahのバッテリーを使っていると、かなり重たいです。
そのため、2.0Ahのバッテリーを購入しました。
約300g軽くなったところ、バランスが良くなって手元にずっしりきていた重さがなくなりました。また、30分の作業で1メモリ(25%ぐらい)しか減らなかったので、家の生け垣ぐらいであればすべて刈ってしまえることがわかりました。
もし、生垣バリカンやインパクトドライバーぐらいしか使わないのであれば2.0Ahのバッテリーで十分ですね。
※購入するときは、Amazon.co.jpよりも楽天の方が見つけやすいです。

おすすめ充電式ヘッジトリマは?
ちょい刈りなら「MUH267D」
生垣の範囲が狭かったり、樹木の刈り込みだけに使用したりするような、少しの範囲だけ刈る場合は、一番軽い「MUH267D」がいいと思います。
ただ、ロック機能がないのとループハンドルがついていないのには注意しましょう。

生垣を刈るなら「MUH367D」

結構な範囲の生垣を刈る場合であれば「MUH367D」がオススメです。

小さすぎず大きすぎないので丁度いいです。
片手で持ち上げられるギリギリといったところなので、両手で持ったほうがいいでしょう。

「MUH307D」を購入しようかと考えているのであれば長さがほとんど変わらないので、前述の「MUH267D」の方がオススメです。
また、新シリーズである「MUH368D」も出ていますが、値段が高いです。

新シリーズで追加された、「ウルトラチップスイーパ」は、刃の長さごとに製品が変わるので、購入するときは注意しましょう。MUH367D/368Dのどちらでも使用できるので、購入しようか迷います。

仕事で使用するなら「MUH603SD」
仕事で使用するのであれば変速機能付きの「MUH603SD」がオススメです。
その他のモデルはトリガーを引くと全力でストロークするのですが、変速付きであれば、トリガの微妙な調節で速さを調節できます。その分バッテリーを消耗しないため長時間の作業に向いています。
また、刃の長さが長く一振りで広範囲を刈り取れるので、キレイに仕上がり凸凹になりにくいです。

あとがき
生垣の近くにコンセントがあることがまず無いので、AC式のものは延長コードが必須で準備が大変だったのですが、充電式に変えるとバッテリーをセットするだけで使用できるので非常に作業が楽になりました。
また、音が静かで切れ味もいいので、サッと刈れてすごく気持ちが良いです。生垣を刈るのに今まで半日ぐらいかかっていたのが片付けも含めて2時間かからないのは素敵です。
何よりコードを気にせず刈れるのと騒音の近所迷惑を考えなくていいのは嬉しいですね。
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