お遍路から帰ってきて、やたらと本を読むようになりました。とくに、体の動かし方に関する本だ。なぜかというと、1200kmも歩いてきたら自分の体に興味が湧くんです。
足が痛くならない歩き方とか、山道を軽く上がる方法とか、肩が痛くならない方法とか、「あのとき、これを知っておけば、もっと楽だったのに。」と思ったこといっぱいあります。そのうちの2冊を紹介。
術と呼べるほどのものへ
これを読んだときは、「ほんまに?」と半信半疑。忍者が忍術を発動するときに使う【印】が存在するとは…。
もうちょっと読むと、どうやら、下半身の強化につながるらしいとのこと。疑いつつも、この時は嘘やろとか思ってそっと閉じた。
その日の夜、階段を上がるときに思い出す。ちょっとやってみよかな?
ええっと、やり方は、木の棒を持ったイメージで親指は内側、人差し指は外側に曲げて、それを両手で同じことをして、いざ階段3段飛ばしに挑戦!
「楽に上がれる!」ウワッ。ナニコレ。モウイッカイ。「楽に上がれる!」ほんまやったんや。
ちょっと高い椅子にも挑戦。余裕だ。なんてこったい。これを知っときゃ、あの太龍寺の階段もいけたんじゃないだろうか。
この日を境に、甲野さんリスペクト。本を読みあさった。身体操作術ってやばいな。なんで、お遍路行く前に読まんかったんやろ。他にもいっぱい技があるが、難しくてできるようになったのはこれぐらいだ。『虎ひしぎ』でググればいっぱい出てくるので調べてみてください。
「筋肉」よりも「骨」を使え! (ディスカヴァー携書)
ここで出てきたのが、『骨ストレッチ』だ。なんだいそれは?まずは読む。
要約すると、
- コツをつかむことは、文字通り、「骨をつかむ」こと。
- 骨を押さえることで、末端部の刺激が体全体に伝わりやすくなる。
- その結果、身体が効率的にほぐれ、どんどん軽くなっていく。
なるほど。重要なのは『骨』早速やってみた。
親指と小指で、間接のなんかちょっとでてる骨を両側から挟む。これだけ。
そのまま、曲げ伸ばししてみる。ん?なんかいつもより動きやすい。「ウソー。」って思ったあなた。簡単にできるので試してみてください。
劇的ビフォーアフター。前まで上がりにくかったのに、硬かった足も軽く上がるようになった。
全身やってみる。身体が軽い。てか、本来の体を取り戻した感がする。
これのいいところは、やってることはすごく簡単で、すぐに試せて、すぐに実感できるところだ。
とりあえず、骨を親指と小指で挟んで動かしてみる。どこをはさんでもいい。鎖骨あたりもオススメだ。押さえて、肩をクネクネ。すると、肩がかるい!!
あとがき
クッ、もっと早く読むべきだった。2週間ぐらい、足痛かったのに。これさえ知ってれば、もしかしたら初めの2週間もっと余裕をもって歩けたかもしれないのに。
やはり、何でも知っていると得だな。次があれば試してみる。
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