メルテックのパルス充電器を買おうと思って調べ始めたものの、MP-200、MP-220、SCP-1200に加えて、ウルトラパルス(MP-300シリーズ)まで出てきて、どれを選べばいいか分かりにくいと感じました。
この記事では、メルテックのパルス充電器を「何が違うのか」という観点でまとめます。特に検索でよく見かける、ウルトラパルスの違い、MP-230とMP-330の違い、SCP-1200とMP-220の違いなど、型番どうしの比較で迷う部分に答える構成にしました。
先に結論|迷ったときの選び方
最初に「使うバッテリー容量(Ah)」で決めると失敗が減ります。ここが合わないと、そもそも使えません。
- 原付きなど小容量(2.3Ah〜):MP-200かMP-300
- 車も含めて幅広く使う:MP-220かMP-320
- 24Vやセルスタート補助が要る:MP-230かMP-330
ざっくり言うと、この3パターンに分かれます。
ウルトラパルスと旧パルスの違い
一番大きい違いは、パルスの回数として説明される部分です。旧シリーズは「1秒間に約1000回」の記載があり、ウルトラパルスは「1秒間に15,000回」として案内されています。
ただし、ウルトラパルスが合うかどうかは使い方次第です。古いバッテリーを一発で直す道具というより、普段から充電して状態を落としにくくする用途のほうがイメージしやすいと思います。
旧パルスシリーズの違い
ここではMP-200、MP-205、MP-210、MP-220、MP-230、SCP-1200を同じ軸で並べます。
仕様はメーカー側の記載を基準にしています。
MP-200

- 定格入力:AC100V 50/60Hz
- 定格出力:DC12V/0.75A(最大電流)
- 適合バッテリー:DC12V(開放型・密閉型・AGM・GEL)鉛バッテリー
- 適合バッテリー容量:2.3Ah~20Ah
- 保護機能:出力カット(逆接続、バッテリー不良、高温、電圧確認、短絡)
- 重さ:約240g
- 適合車種:原付き、オートバイ
オートバイ(バッテリー容量4Ah以上)の場合は、他のものでも使用ができるので、こちらは原付き用ですね。
他の製品では、適合バッテリーが4Ah以上なので、それ以下のバッテリーはこちらを使用するのが良さそうです。
MP-205

- 定格入力:AC100V 50/60Hz
- 定格出力:DC14.5V/3A(最大電流)
- 適合バッテリー:DC12V(開放型・密閉型)鉛バッテリー
- 適合バッテリー容量:21Ah~36Ah
- 保護機能:出力カット(逆接続、クリップ接続不良、バッテリー不良、高温、電圧確認、短絡)
- 重さ:約500g
- 適合車種:軽自動車、軽SUV、軽バン、軽トラック
適合バッテリーの範囲が狭く、軽自動車類だけに対応しているタイプです。
出力も14.5Vになっており、バッテリーと合っていないので少し心配になりますね。
MP-210

- 定格入力:AC100V 50/60Hz 117W
- 定格出力:DC12V/6.5A(最大電流)
- 適合バッテリー:DC12V(開放型・密閉型)鉛バッテリー
- 適合バッテリー容量:4Ah~72Ah
- 保護機能:出力カット(逆接続、バッテリー不良、高温、電圧確認、タイムオーバー)
- 重さ:約1.1kg
- 適合車種:オートバイ・軽自動車・普通自動車・小型農機
オートバイから普通自動車まで対応しているタイプです。
MP-220

- 定格入力:AC100V 50/60Hz 289W
- 定格出力:DC12V/15A(最大電流)
- 適合バッテリー:DC12V(開放型・密閉型・AGM・ISS)鉛バッテリー
- 適合バッテリー容量:4Ah~140Ah
- 保護機能:出力カット(逆接続、クリップ接続不良、電圧確認、高温、タイムオーバー、短絡)
- 重さ:約1.4kg
- 適合車種:オートバイ・軽自動車・ミニバン・普通自動車・小型農機・小型トラック・小型船舶・ハイブリッド車・アイドリングストップ車
大抵のバッテリーに対応しているだけでなく、種類の特殊なバッテリーにも対応しているので、普通車に乗る場合はこれさえあれば大丈夫といった感じです。
WINTERモード(10℃以下で使用するモード)がついているのですが、メルテックのパルス充電器はすべて0~40℃に対応しているようなので、謎です。
MP-230

- 定格入力:AC100V 50/60Hz 450W
- 定格出力:DC12V/25A(充電時最大電流)、DC24V/12A(充電時最大電流)、35A(セルスタート補助機能時)
- 適合バッテリー:DC12V・24V(開放型・密閉型・AGM・ISS)鉛バッテリー
- 適合バッテリー容量:4Ah~176Ah
- 保護機能:出力カット(逆接続、クリップ接続、不良、電圧確認、高温、タイムオーバー、短絡)
- 重さ:約2.1kg
- 適合車種:オートバイ・軽自動車・ミニバン・普通自動車・小型農機・小型トラック・大型トラック・大型農機・建設機械・マイクロバス
大型のものまで対応しているだけでなく、セルスタート補助機能付きなので、建築現場とかに置いておくと良さそうなタイプです。
正直、一般の人向けではないです。
SCP-1200

- 定格入力:AC100V 50/60Hz 215W
- 定格出力:DC12V/12A(最大電流)
- 適合バッテリー:DC12V(開放型・密閉型)鉛バッテリー
- 適合バッテリー容量:6Ah~140Ah
- 保護機能:出力カット(逆接続、バッテリー不良、電圧確認、過電流、高温、タイムオーバー)
- 重さ:約1.6kg
- 適合車種:オートバイ・軽自動車・ミニバン・普通自動車・小型農機・小型トラック・大型トラック・小型船舶
MP-210とMP-220のちょうど間ぐらいの性能で、特にこれといった特徴はないです。
MP-220の液晶タイプのはちょっと見にくいなと言う人向けですかね。
ウルトラパルスシリーズの違い
ウルトラパルスは、旧シリーズの「強化版」として見れば分かりやすいです。
型番も対応関係がそのままで、仕様を見ても違いがないです。
MP-300
MP-200の強化版です。
MP-300は、防塵・防水仕様の表示がわかりやすくなってますが、旧モデルも同じ仕様です。
MP-310
MP-210の強化版です。
MP-320
MP-220の強化版です。
MP-330
MP-230の強化版です。
型番どうしの違いで迷うポイント
メルテック ウルトラパルス 違い
旧パルスは「1秒間に約1000回」、ウルトラパルスは「1秒間に15,000回」として案内されています。
それ以外の「対応できるバッテリー容量」や「最大電流」は、対応関係の型番どうしでほぼ同じです。つまり、使える範囲を変えたいなら型番のクラスを上げ、パルス方式を変えたいなら同じクラスのウルトラ版を選ぶ、という考え方が分かりやすいです。
mp-230 mp-330 違い
どちらも12V/24Vとセルスタート補助を持ち、適合容量も4Ah〜176Ahの枠に入ります。違いはシリーズが旧パルスかウルトラパルスかです。
12V/24Vやセルスタート補助が目的なら、まずMP-230でも目的は達成できます。ウルトラパルス側に寄せたいならMP-330、という選び方になります。
scp-1200 mp-220 違い
一番分かりやすい差は、MP-220がISS(アイドリングストップ)まで含めたバッテリー種類を選べる点です。SCP-1200はAGMまでは入りますが、ISSの表記はありません。
また、充電できる容量の下限も違い、SCP-1200は6Ahから、MP-220は4Ahからです。小さめのバッテリーまで見たいならMP-220が残りやすいです。
mp-220 mp-230 違い
この2つはクラスとしては同じで、4Ah〜140Ah、15A、AGM・ISSまで入ります。違いは旧パルスかウルトラパルスかです。
MP-220で困っていないならMP-220、ウルトラパルス側に寄せたいならMP-320という考え方になります。
mp-220 mp-230 違い
MP-220は12V専用で、MP-230は12V/24Vとセルスタート補助があります。
普通車メインならMP-220で足りるケースが多く、24V車やセルスタート補助が欲しい人はMP-230が候補に残ります。
mp-210 mp-220 違い
一番効く差は最大電流と対応容量です。MP-210は6.5Aで4Ah〜72Ah、MP-220は15Aで4Ah〜140Ahです。
バッテリー容量が大きい車も見るならMP-220のほうが選びやすいです。
選び方のチェック項目
最後に、買う前に見るポイントを短くまとめます。
バッテリー容量(Ah)の下限が合うか
原付クラスなら2.3AhからのMP-200かMP-300
車なら4AhからのMP-210以上が合います。
ISSやAGMを使う車か
ISSやAGMまで見たいならMP-220かMP-320、またはMP-230かMP-330が候補になります。
24Vやセルスタート補助が要るか
この条件が出た時点でMP-230かMP-330が軸です。
自分が使っているもの
MP-200

原付きの充電用には「MP-200」を使用しています。
ただ、あんまり乗らなかったり、原付きを倒したりするとバッテリーが使えなくなるようで、その場合は充電できずバッテリー買い替えになります。
MP-220

車の充電には、「MP-220」を使用しています。
ポータブル電源を使っても問題なく使用できます。写真はEcoFlow「RIVER2」です。
定格出力が300Wを超えていれば使用できるので、購入の際は定格出力に注意しましょう。
どれぐらいすごいのかわかりにくい
公式サイトを見てみてもどれぐらいすごくなったのかわからないです。
YouTubeで検証している動画があったので、勝手に載せておきます。
見てもよくわかりませんが、除去効果が2倍ぐらいになっているようです。
あとがき
原付きのような小容量バッテリーは、対応容量の下限で選択肢が一気に狭くなります。自分の原付きは3.2Ahなので、2.3Ahから使えるMP-200系が必要でした。
車と共通で一台にしたい気持ちはあるものの、4Ah未満が入るかどうかで線引きが起きるので、ここは割り切りが要ると思います。
ウルトラパルスは「すごさ」が伝わりにくいのですが、少なくともメーカーの案内上はパルス回数が増えています。旧モデルで困っていないなら旧モデル、ウルトラパルスを使ってみたいなら同クラスの300番台、という選び方が一番迷いません。



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