
パソコンの電源を入れたら、黒い画面に「CPU Fan Error!」という文字が出てOSが起動しない。突然のことで焦りますよね。PCが壊れたかとヒヤッとしますが、ファンの羽が物理的に回っているなら、実はBIOS(UEFI)の設定からエラーを無視・回避するだけでいつも通り起動します。
今回はその具体的な下限設定の外し方(無視設定)をBIOS画面のスクショ付きで解説します。
【最重要】設定の前に「CPUファンが本当に回っているか」を確認する
エラーを無視する設定を行う前に、これだけは絶対に確認してください。
PCのサイドパネルを開けるなどして、「CPUのファン(羽根)が物理的にちゃんと回っているか」を目視します。
もし、ファンが完全に停止した状態(物理的な故障)でエラーを無視してPCを無理やり起ち上げると、CPUの温度が100度を超えてパーツが焼き切れます(熱暴走でPCが死にます)。
必ず、「ゆっくりでもファンは回っている」ことを確認してから、以下のBIOS(UEFI)の設定に進んでください。
BIOS設定で「CPU Fan Error!」を無視(回避)する手順
※今回はASUSの「BIOS」を例に解説します。
BIOS(UEFI)画面の開き方
まずはPCを再起動(または電源を入れ直し)し、キーボードの【 F2 】か【 Del 】キーをポンポンポンと連続で押し続けてください。(長押しでもよい)
Windowsが立ち上がる前に、英語がたくさん並んだBIOS画面(UEFI BIOS Utility)が開きます。
「「Advanced Mode」の「モニタ」を開く

画面になんだか色々計器のようなものが表示されると思いますが、慌てずに右下にある『Advanced Mode』をクリックします。 (キーボードの「F7」キーを押しても切り替わります)
すると上部にタブ(メニュー)が表示されるので、その中から『モニタ(Monitor)』のタブをクリックして開いてください。
「CPU Fan Speed Lower Limit」を「無視」に設定して保存
モニタのタブを開いたら、以下の順番で項目をクリックして開いていきます。

- 『Q-fan Configuration』をクリック。
- その中にある『CPU Fan Speed Lower Limit(CPUファン回転数下限)』という項目を探す。
- 数値(例:200RPMなど)が入っている部分をクリックし、『無視(Ignore)』を選択する。

最後に、画面右上などの「終了(Exit)」メニューから、「変更を保存してリセット」(または「Save Changes & Reset」)を実行して完了です。
これでエラーに引っかからず、無事にWindowsが起動するようになります。
【原因】ちゃんと回っているのになぜエラーが出るのか?
ファンがちゃんと仕事をしているのに、どうしてマザーボードは「エラーだ!」と騒ぐのでしょうか?
これは主に、冬場などの外気温が低い時に起こります。 最近の優秀なCPUクーラーは、「無駄にファンを回してうるさくしない」ように、温度が低い時は回転数をギリギリまで落として静音化する機能が働きます。
しかし、マザーボード側には初期設定で「下限値(例:200rpm以下になったら異常とみなす)」が設定されているため、「機能として正常に回転数を落としただけなのに、マザー側の基準を下回ってしまったから警告が出た」というすれ違いが原因です。 なので、その下限値の監視設定を「無視する」ことで辻褄を合わせる、というのが今回の対処法でした。
まとめ:それでも解決しない(本当に壊れていた)場合は交換を
もし、最初に確認した際に「本当にファンがピクリとも動いていなかった」場合や、「カラカラと異音がする」場合は、ファン自体の寿命・故障です。この場合はエラーを無視してはいけません。
早急に新しいCPUクーラーへの交換が必要です。 私の場合、もし今使っているファンが壊れたら、以下の手頃なサイドフロー型クーラーを選ぶつもりです。安くて冷えるのが一番ですね。


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