異世界ものの『なろう小説』が好きなのだが、本編が短いとあっという間に読んでしまい、長いこと楽しめないことが多い。300話ぐらいが、それほど時間がかからずに読め、ちょうどいい感じにまとまっている話数なのですが、それでもやっぱり短い感じがする。
ダラダラと読むのがいいよね。
きっと、同じように感じている人も多いかと。自分が読んできた中で面白いものをいくつか紹介。
少しでも参考になれば幸いです。※ネタバレ要素満載。
また、各作品の引用部分のURLは『小説家になろう』の作品ページに飛ぶようになっているので、ぜひ使ってください。
小説家になろうサイトは↓のリンクより。
サモナーさんが行く
βテストを終え本スタートを開始したVRMMOに参加した主人公。
http://ncode.syosetu.com/n4908bv/
ただ流されるままにゲーム世界をへろへろと楽しむことに。
そんなゲーマーのプレイレポートです。
長いものといえばこの作品。全1280話の超大作。
少し前までは、この作品がダントツだったが、連載中のものが文字数を増やし、近いうちに抜かれていくだろう。
バトルジャンキーもの好きにはぜひ読んでいただきたい作品。サモナー(モンスターを召喚し戦わせる職業)なのに、モンスターほったらかしで、単身、敵に突っ込んでいくんだぜ。やばす。
サモナーとは?
kindleで読むなら、「後書きも出力する。」のところのチェックは外すのが吉!ステータスが詳細に書かれているので、よくわかるのだが、大変長い。作者の主人公に対する愛が感じられるが、それにしても長い。
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世界の魔術師であり、自分達の生み出した魔術を廃れさせない為にそれを継ぐ資格のある者を探していたという。その提案に乗った玲二は…
https://ncode.syosetu.com/n3726bt/
2000話を超えて、未だ連載中の作品。
今から読み始めても、2000話読む頃にはさらに加算されているだろう連載速度。いったいどこまでいくのだろうか。
どんどん強くなっていく主人公レイとグリフォンのセト。続きが気になって仕方がない。
バトルシーンが多く、また詳細に書かれているため、非常にわかりやすく読みやすい。能力バトルものが好きならば、この作品も好きなはず。技名もカッコイイ。
炎の汎用性の高さよ。
マギクラフト・マイスター
世界でただ一人のマギクラフト・マイスター。その後継者に選ばれた主人公。現代地球から異世界に召喚された主人公が趣味の工作工芸に明け暮れる話、の筈なのですが…
https://ncode.syosetu.com/n7648bn/
こちらも2000話を超えて連載中の作品。バトルもあるが、ものづくり系がメインの作品。
異世界もの定番のポンプづくりに始まり、ゴーレム、人工知能、船、宇宙船と工作の範囲が広がりまくり、生産系が好きな人にはオススメの作品。
参考資料中の地図を見ていただくと、この作品に対するこだわりがわかる。
これだけ簡単にものづくりできたらいいのに。
まのわ ~魔物倒す・能力奪う・私強くなる~
気が付くとそこは異世界だった。人気ゲームの舞台に近しい世界で少女『風音』が魔物のスキルを手にいれて戦っていくハイパーラーニングストーリー。気が付けば街を救い、浮気をバラし、幽霊に出会い、お姫様を助け、温泉に入り、温泉に入り…
https://ncode.syosetu.com/n3730bn/
本編1106話完結とその他少々のアフターストーリーからなる作品。
主人公がどんどん強くなっていき、最終的には…と言う感じの内容。世界の秘密を知ってしまった主人公や主要人物がどう行動するのか。最後の方で物語が一気に動くので、テンションが上がりながら読み切れる。約1000話なんてあっという間だ。
世界の秘密がやばいよね。
試行錯誤の異世界旅行記
ある日、大学生の御厨玲は異世界の神の不注意で死にかけてしまう。原因である神は肉体を治療する間、代理の体を使って自分の管理する世界を旅してみないかと誘い、御厨玲はレイとして旅立つことになった。ところが、その世界はモンスターが蔓延る危険地帯…光明となるはずの《トライ&エラー》という【死に戻り】の力は使えば使うほど、因果を重ねて更なる災いを引き寄せるという欠陥品。文字通り自分を削りながら何度もやり直しを繰り返し、レイは仲間と共に生き残る為に己の死を積み上げて未来を目指す。
https://ncode.syosetu.com/n6355cs/
未だ連載中の作品。現在721話だが、さっくりと読める。そこそこ文字数も多く、トータルでいえば『まのわ ~魔物倒す・能力奪う・私強くなる~』よりも多い。
個人的には、アニメ化されているスマホやリゼロ、デスマよりも全然面白いと思うのだが、なぜか、書籍化もアニメ化もされていない作品。たぶん作者が忙しいのだろう。
トライ&エラーという力が、ただ単にスタート地点に戻るだけならばそれほど面白くないのだが、デメリットが存在し、それによりこの作品が成り立っている。
主人公が、能天気なチートキャラではなく、苦悩の末にやっと現状を進めることができるというシリアスなキャラなので、内容もかなりシビアである。
途中、主要人物をどうやっても助けられなかったシーンは、「ほんまに生き返らないのか。」と思ったほど。
確かにアニメ化しようとすれば、20分間試行錯誤し続ける可能性も否めないようなシーンがある
。それはそれで、見てみたいのだが。
ギリギリでセーブして詰んだときの絶望感は経験ある。
コメント