知り合いの家が鉄筋コンクリートの2階建てになっているのですが、電話が一台しかない。電話が鳴ると2階へダッシュという日常を繰り返しているようです。
間に合わず電話に出られないことや、そもそも気が付かないということもしばしば。これをどうにかして欲しいというので、その経過を残しておこうと思います。
電話が1台しかない原因
もともとNTT「レカム・マルチメディアホームシステム」を使用していたみたいです。
しかし、ここ最近ピカラに変更した結果、子機などがすべて使用できなくなり、直接接続している親機のみが残っていました。そのために1台だけになってしまったようです。
したがって、今回の作業としては「レカム・マルチメディアホームシステム」に接続していた子機の中継機、本体を外し、新しい電話をつければいいということです。
つけるにあたっての問題点
住んでいる家が鉄筋コンクリート造なので、2階に親機を設置した場合、1階にある子機に電波を飛ばせるのかどうかが疑問。
Wi-Fiの電波が届いていなかったことから、十中八九届かないことが予想されるので、中継機を購入する必要がありそうです。
相談した結果、つながるのであればつけて欲しいということなので、中継機も込みで注文することにしました。
購入したもの
パナソニック RU・RU・RU デジタルコードレス電話機 子機1台付き 迷惑電話対策機能搭載 パールホワイト VE-GD77DL-W
今回購入したのはこちらのパナソニック「VE-GD77DL-W」。
電話がある位置が部屋の隅っこの壁際にあるので、電話がかかってくると部屋の隅で立ったまま話をしなければなりません。知り合いの身長が高いことから、常にかがんだままで話をするのはきついと思います。
したがって、親機もコードレスになっているこちらを購入することにしました。
電話をしながら移動することができるので、長電話になるときはソファーまで移動して座って話ができるのも利点。
また、迷惑電話対策も充実しているようなので、年配の知り合いにも安心です。字も大きく、漢字表記が可能なので誰からかかってきたかすぐにわかって便利です。
- コードレスなので移動可能
- 迷惑電話対策も充実
- 字が漢字表記
パナソニック 中継アンテナ KX-FKD3
調べてみたところ、この中継機でいいようなのでこれにしました。
対応しているシリーズは以下。
- VE-GDシリーズ
- VE-GDSシリーズ
- VE-GDWシリーズ
- VE-GDFシリーズ
最近出た「VE-GD77DL-W」に対応しているのか不安でしたが、問題なく作動しました。
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録音機能をフル活用するためにSDカードを注文しました。
SDカードをそのまま注文すると、電話で必要なくなった場合、他で使用することができないため、MicroSDを注文して付属しているアダプターを使って電話機に使用することにします。
また、録音機能をあまり使わないのであれば、MicroSDカードとして使用すればいいかなと。
注意点としては、32GBまでしか対応していないようなので、張り切って64GB、128GBのものを購入しないようにしましょう。
作業工程
子機や受話器にバッテリーをさそう
子機や受話器にはセットでバッテリーが袋詰されているので、そのバッテリーをつけます。
親機にもバッテリーを入れるところがありますが、ピカラは停電時にモデムが停止してしまうので、この電話の停電時用の機能は使えません。
したがって、バッテリーを入れる必要はないです。まあ、親機のバッテリーは別売りなのでこの段階で入れれるものはないです。
電話機をピカラのモデムに接続
ピカラであれば、モデムが「AtermWH822N」のはずなので、背面の「電話1」のところに接続するだけで完了です。
日付と時刻の設定
初期設定で日付と時刻の設定が出てくるので、設定します。
間違えて「機能/決定」を押してしまうとそのまま完了してしまうので、矢印で操作したい。
案の定、「機能/決定」を押してしまい、間違った日付を登録してしまいました。その場合は、慌てずに説明書のp.58に書いてあるのでそこを参照するといいです。
簡単に説明すると
- 「機能/決定」ボタンを押す
- 「#」を押すと番号を打てるようになるので、「001」を押す
- 「機能/決定」ボタンを押す
- 日付の設定画面が出るので矢印と番号を押しながら設定
- 「機能/決定」ボタンを押して終了
電話機のナンバーディスプレイの設定
そのままでは、ナンバー表示がされないので、Myピカラから登録する必要があります。
ピカラの発信ナンバー表示サービスは無料で、登録すればすぐに使うことができるのでありがたい。
準備物
- MyピカラのIDやパスワードが記載された用紙(契約時に送られてきたもの)
- インターネットに接続できるパソコンやスマホ
手順は以下の通り。
- Myピカラにログイン
- 「光でんわターミナルオプション設定」を探す
- 「発信ナンバー表示」を「無効」→「有効」にする
- モデムが再起動して使用可能になる(5分ぐらい)
公式サイトの説明は以下のリンクから。
同じところにある「割り込み通話用発信ナンバー表示」は、割込通話(有料)を契約していないと使えないので「無効」のままにしておきましょう。
注意点として、再起動中はインターネット、電話が使用不可になります。5分ぐらいかかると思っておいたほうがいいかな。
電話機の電話帳に登録
一つずつ追加していくのは手間なので、電話がかかってきた相手を登録していけばいいでしょう。
ということで、かかってきた相手を登録する方法を覚えておく必要があります。
履歴から電話帳に登録する方法
- 着信履歴(『←』左矢印)から登録したい電話番号を探す
- 真ん中の「機能/決定」を押す
- 登録画面が出る
- 1文字ずつ漢字に変換していく(それほど変換精度は高くない)
- フリガナを登録
- 「機能/決定」を押して完了
履歴から電話をかける方法
ついでに、履歴から電話をかける方法はこちら。
着信履歴から番号を探したのち
- 親機の場合は受話器を持ち上げるか「スピーカーホン」を押す
- 子機の場合は外線を押す
「機能/決定」を押すと電話帳に登録する画面に行くので注意したい。
SDカードをさす
そのまま購入したものをさせば、完了です。しばらくかかるが無事に読み込むことができます。
録音はフル録音で問題ないだろう。
中継アンテナの設定
①中継アンテナを親機の近くのコンセントに設置
②親機の方で設定
- 「機能/決定」ボタンを押す
- 「#101」を押す
- 「機能/決定」ボタンを押す
- 「2」(増設)を押す
- 「1」(中継アンテナ1つ目なので)を押す
③中継アンテナ後ろの「登録」ボタンを3秒ほど押す
④少し待って緑が点灯したら完了
⑤増設シールを張っておく
⑥設置して完了
中継アンテナの設置場所
中継アンテナは、階段や電波の届きにくい部屋に設置します。
子機よりも電波をよく拾うので、大抵の場所に設置できます。電池でも大丈夫ですが、常時電波を拾っているのでできればコンセントに接続しましょう。
今回は親機から一番遠い部屋に設置することで、家の中どこに行っても子機に電波が届くようにしました。
電話の使い方で知っておいたほうが良い機能
設定を間違えたときや戻りたいときに「戻る」ボタンというのがなくてどうしたらいいのか途方にくれてしまいます。そういうときに知っておきたいボタンが「停止」ボタンです。
右下の方に「保留/内線」のボタンの下に「停止」という表示があります。
この「保留/内線」ボタンが「戻る」ボタンと同じ効果を持っています。このボタンを押すことで、一番はじめの画面に戻ることができます。
覚えておいて損はないでしょう。
あとがき
以上で設置及び設定は完了です。
取り外したホームシステムの機器はそのまま処分してもらいました。余分なものがなくなり配線などもきれいになり、見栄えも良くなりました。
これで、電話に悩まされることもないでしょう。
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