パソコンを自作するときにややこしいのが電源の容量計算です。
電源の容量が足りなければ、パソコンが動きませんし、大きすぎれば値段が高くなってしまいます。
丁度いい容量を選びたいですね。
パソコンの電源の選び方
電源の容量からW数を計算しよう
電源の容量は、CPU、メモリ、SSD、HDD、グラフィックボード、ファン、光学ドライブの消費電力を計算する必要があります。
はい、すごくめんどくさいです。
そこで、簡単に計算することができるサイトを載せておきます。
◆ドスパラ通販(公式サイト):電源容量計算(電源電卓)電源の選び方
電源のサイズを決めよう
PCケースのサイズによって、電源のサイズも変更する必要があります。ケースの仕様を見るとどちらを使うのか書かれているので、よく見てから電源を選びましょう。
電源のサイズは大きく分けて2つで、「ATX」と「SFX」があります。「ATX」は通常サイズで、「SFX」は薄型のものです。
おおまかに2つのサイズを分けるとこんな感じです。
- ATX:フルタワー、ミドルタワー、マイクロタワー、ミニタワー、キューブ
- SFX:スリム、横置きの薄いもの
使うケースによっては若干条件が変わってくるため、どのサイズの電源が使えるかよく調べましょう。
電源効率を選ぼう
電源はグレードが6種類あります。上に行くほど電源効率がよく値段も高いです。
- TITANIUM
- PLATINUM
- GOLD
- SILVER
- BRONZE
- STANDARD
電源効率がいいといっても10%ぐらいの差なので、電源の容量が少ないときはあまり考えなくてもいいです。ただ、いいグラフィックボードをつけるのであれば、電源効率のいいものの方がいいでしょう。
どれを選ぶか悩むところですが、自分はSILVER以上のものを選ぶようにしています。雰囲気的に。体感では全くわかりません。
安さを押すならブロンズですかね。
ケーブルのありなしは?
ケーブルのタイプを選ぶ必要がありますが、特にどちらがいいかというのはないです。
確かに、ケーブルを外せるタイプのものはケース内がスッキリしますが、中身なんて見えないので、それよりも、値段と電源効率を主に考えたほうがいいと思います。
ケース内の通気性が気になるのであれば、ケースファンを増やせばいいですしね。
メーカーはどこを選べばいいの?
メーカーはどこを選んでもいいです。
自分は、基本的に値段の安いものを選んでいるので「玄人志向」のものが多いです。
おすすめの電源 まとめ
グラフィックボードなしなら、500W
YouTubeやインターネットでの調べ物、ワードやエクセルなどの「officeソフト」を使用するだけでなのであればグラフィックボードは必要ありません。
その場合は、それほど容量が必要ないので「500W」で十分です。
計算機で400Wが出たから、400Wにするようなことは必要ないです。少し多めのものを購入しておくほうが長持ちします。
グラボGTX1660なら、650W
それほど高性能ではないグラフィックボード「GeForce GTX 1660 SUPER」ぐらいのものを使用するのであれば、650Wがオススメです。
2024.4.18追記:値段が750Wとほぼ変わらないので、650Wをわざわざ購入する必要がなくなりました。
グラボGTX3060なら、750W
そこそこのグラフィックボード「GeForce GTX 3060」を使用するのであれば、750Wがオススメです。
自分もこちらを使用していますが、全く問題なしです。
電力変換効率がいいのはこちらです。
それ以上のグラボなら1000W以上
グラフィックボード「GeForce GTX 3070」以上のものを使用するのであれば、他のパーツも更に高性能になってくると思います。
となると、電源もそれだけ大きなものが必要になるので1000W以上のものを準備するようにしましょう。
オープンフレームであればフルプラグインがおすすめ
オープンフレームや内部が狭いPCケースであればフルプラグインの電源の方がオススメです。
必要な配線だけを選択して取り付けることが出来るので、パソコンの内部がスッキリします。また、配線が少ないと空気の流れがよくなるので、ファンの回転数も少なくて済みます。
ミニタワーケースなどの小さいケースはSFX電源を選ぼう
小さいケースや薄型ケース、自作したPCケースに使用する場合は、若干スリムなSFX電源を選択するようにしましょう。
ケースによっては、SFX電源のみしか使用できないものがあるので、ケースで使用できる電源はよく調べて購入しましょう。
あとがき
パソコンの電源の選び方についてまとめました。
基本的には必要な消費W数の2倍の電源を使用するようにするのがいいみたいです。常に全力を出すよりも半分ぐらいの力で使用するのが長持ちの秘訣ですね。
グラフィックボードを2枚使用しているとかの場合だと更にワット数の大きな電源が必要になるので注意したいところですが、そんなことをしている人はかなりパソコンに詳しいと思うので載せなくても大丈夫でしょう。
最近は、HDDやSSDも使わずM.2 SSDだけ使用する感じなので、HDDやSSDに電気を供給する必要がなくなってきているのでフルプラグインの電源が選ばれるのかなと思います。配線もスッキリしますしね。
コメント