ここで紹介する3冊の本は、お金の稼ぎ方といったものではなく、そもそもお金ってなんなのかという問いに答えてくれる本です。
この本を読んだ後は、日本政府のやることなすことに呆れてしまうようになってしまうので結構注意が必要です。政治家の人がこの本をきちんと読んだら、日本は必ず豊かになること間違いなしなのに、全然読んでないような気がしますね。
お金について知りたいときの必読書 3冊
日本人が本当は知らないお金の話
お金について知りたいときはこちらの本は必読書です。というよりもこの本だけ読めば大丈夫ですね。
そもそもお金がなんなのかといったところから入るので、非常にわかりやすいです。途中で、お金の流れについての例が出てきますが、文章だけだとわかりにくいので、実際に紙に書いてみるといいでしょう。
この本を読み終わった後は、今まで習ってきたことや聞いたことが覆されてしまいかなりの喪失感と知識が腑に落ちた感覚を味わうことができるのでかなりおすすめです。
目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
こちらはお金の知識だけではなく、日本の経済対策のまずさや、その時に発言した人と内容について詳しく書かれています。ニュースで見ただけではわからなかった内容がわかるようになり、口だけの人に騙されなくなるので、読んでおいて損はないです。
全国民が読んだら歴史が変わる 奇跡の経済教室【戦略編】
こちらは、基礎知識編の復習に追加して、日本だけでなく世界の各国と比較しながら経済について解説されています。
この本だけでも大丈夫ですが、基礎知識編で今まで日本がどのような経済対策をしてきたかを知っておくと更にわかりやすいと思います。
見ておきたい関連動画
経済や、デフレ時の緊縮財政の危険性についてわかりやすい動画はこちらです。
「日本の未来を考える勉強会」ーよくわかるMMT(現代貨幣理論)解説
MMTの解説動画という見方ではなく、お金ってこういうものなんだという解説動画だと思ってみるとすんなり入ってきます。
30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio
本を読んだ後に見るとさらによくわかります。
絶対にTVでカットされる国の借金の真実【三橋貴明×山本太郎】
山本太郎さんは苦手なんですが、質問の仕方が上手いので動画の内容がわかりやすいです。
動画だけではわかりにくいので、三橋さんの本を読んでからの方が頭に入ります。
衝撃!!「財政赤字」は「国民を豊かにすること」~令和の”所得倍増”はこうすれば実現できる!~
日本政府が駄目なコロナ対策をしてしまうのは、何が原因なのかについてわかり易く解説されてます。
意図的に隠されてきた信用創造の影響が分かれば真の経済法則が分かる
わかり易く解説されているのに、驚くほど見られてないです。
あとがき
今まで三橋TVをかなり見てきたのですが、自分は動画を見るより本を読んでゆっくり理解していく派のようで、本を読んでやっとしっくりきました。
学んだことを簡単にまとめるとこんな感じです。
- お金は、誰か(個人・企業・国・外国)の借金
- 使ったお金は、誰かの所得
- 税金は、財源ではなく調整弁(円滑にお金を回すのに必要)
- 信用創造に(個人・企業の)預金はいらない(元手がいるのは消費者金融の方)
- 国の借金は、ただの貨幣発行(実際に発行しているのではなくて数字増やすだけ)
- デフレ時は貨幣を発行せよ(財政赤字を拡大せよ)
- デフレ、インフレのどちらにせよ消費税は必要なし
日本は自国通貨建ての国債を発行できるので、それだけで他国より優位に立っているはずなのにその優位を1つも活かせてないのがビックリです。例えるならば、目の前に飲める水が豊富にあるのに脱水症状で倒れてしまうような、食べ物がいっぱいあって自由に食べれるのに餓死するような、そんな感じですね。どれだけ縛りプレイをするつもりなんだろうか。
ここ30年ぐらいでインターネットが発達し、それにともない莫大な価値が生まれたのにもかかわらず、30年前とGDPが殆ど変わっていない。つまり、ここ30年間で生まれた価値と同じだけの価値が消失したということです。そして、今のまま緊縮財政を続けるのであれば、これから生まれる価値と同じだけの価値が消失していくことになるのは目に見えています。
プライマリーバランスの黒字化を目指すことが、将来世代への贈り物なのか、重しなのか、よくよく考えて欲しいものですね。
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