椅子に座って作業をしていると、尾てい骨が当たって痛くなることはありませんか?
私はこれにかなり悩まされてきました。ひどいときには、立ち上がるのもつらくなるほど。そこで、この問題を解決するために、さまざまな方法を試してみました。
結果として、今では痛みを感じることなく、快適に作業ができるようになりました。本記事ではその体験をもとに、痛みの原因と対策についてまとめていきます。
尾てい骨が痛くなる理由とは?
結論から言うと、尾てい骨が痛くなる原因は間違った座り方にあるようです。
具体的には、「お尻で座る」のではなく、「腰で座る」ような姿勢になってしまっていると、尾てい骨がちょうど真下に来てしまい、自分の体重がそのまま尾てい骨にかかってしまいます。
これは、いわゆる「悪い姿勢」の典型例です。
反対に、「お尻の筋肉で支えるような感覚」を意識して座ると、不思議と痛みが軽減されます。
正しい姿勢とは?――基本をおさらい
以下のリンク先に詳しい情報が掲載されていますので、まずはこちらをチェックしてみてください。↓リンクで飛べます。
内容を簡単にまとめると、次の4つが重要です。
- 椅子には深く腰を掛ける
- 背中は丸めず、なるべくまっすぐに
- 壁がある場合は、背中をぴったりとつけて座る
- 腰を曲げるのではなく、膝を曲げて調整する
この4つが大事。
…とはいえ、意識していてもつい崩れてしまうのが姿勢。そんなときにはクッションなどの補助アイテムを使ってみるのがおすすめです。
尾てい骨の痛みを軽減するアイテム試行錯誤
美尻クッションを置いてみた

最初に試したのが「美尻クッション」でした。椅子の上にクッションを置くことで、尾てい骨が直接圧迫されるのを防ぐことができます。
使ってみた感想としては、たしかに最初は良かったです。尾てい骨への当たりがやわらぎ、快適に感じました。
ただし、しばらく使っていると以下の点が気になり、私は使うのをやめました。
- クッションがだんだん硬くなってくる
- 使用中にズレることが多い
- 落ちたクッションを拾う際に腰に負担がかかる
ゲルクッションに変更

次に導入したのが「ゲルクッション」です。内部はゲル構造になっており、体圧を分散してくれます。
結果として、尾てい骨への負担がかなり軽減されました。3年以上使い続けていますが、ほとんどヘタることもなく、洗濯も可能で衛生的です。
また通気性も良く、長時間座っても蒸れにくいのも利点です。
ただし以下のような小さな欠点もあります。
- 使用中に多少ズレることがある
- お尻が大きめの方は、クッションからはみ出すことも
ゲーミングチェアに買い替えた

長年使っていた椅子がガタついてきたのを機に、思い切ってAKRacingのゲーミングチェア「Nitro V2」を購入しました。
結果、クッション類が不要になりました。
このチェアは座面が広く、クッション性も高いため、尾てい骨に直接負担がかかりません。さらに、キャスターの滑りが良く、立ち上がるときにも椅子がスムーズに下がってくれるので、膝への負担も少なくなりました。
値段はやや高めですが、個人的には「もっと早く買えばよかった」と思うほど満足しています。
◆【AKRacing】ゲーミングチェア「Nitro V2」レビュー。結構いい感じ。
結構種類があるので、こちらの記事を参考にしてみてください。
◆【AKRacing】ゲーミングチェア比較。値段などの違いまとめ。どれが良さそう?
結論:原因は姿勢ではなく、椅子だった
姿勢の問題と思っていた尾てい骨の痛み、実際には椅子そのものの構造や座り心地が大きく関係していたようです。
無理に我慢して座り続けると、姿勢がどんどん崩れ、身体全体に悪影響を及ぼします。
いまでは、快適な椅子と姿勢を意識することで、長時間の作業でも痛みなく過ごせています。外出先での椅子も怖くありません。
現在は、家ではゲーミングチェアを使い、それ以外の場所にはゲルクッションを設置するようにしています。
あとがき
長時間座って作業していると、どうしても身体への負担がたまります。
尾てい骨の痛みは改善しましたが、今度は痔の予防も意識するようになりました。
- 食物繊維を意識した食事
- ビオフェルミンなどで腸内環境を整える
- 軽いストレッチや運動をこまめに取り入れる
こういったケアもあわせて、快適なデスクワーク環境を整えていくのが大切ですね。

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