
マキタのスライドマルノコについて選び方と性能を比較したものをまとめておきます。
それぞれの違いを把握して、自分にあうスライドマルノコを選びましょう。
スライドマルノコの選び方
持ち運ぶのか置いておくのか
スライド丸のこは大きく分けて、充電式で持ち運べるものと、コンセントから電源を引くために持ち運べないものがあります。
コンセントの無いところで使用するのであれば、充電式のスライドマルノコを選びましょう。
また、延長コードでカバーできるのであれば、コンセント式のもので大丈夫です。
何を切断したいのか
スライドマルノコは、それぞれ切断能力の最大値が決まっています。それぞれの切断能力を上回るような木材は切断できないので注意です。
自分がどの木材を切るのかしっかりと考えておきましょう。
- 高さ:木材の厚みです。角材を切りたい場合に注意です。
- 幅:木材の幅です。床板材を切りたい場合に注意です。
自分の家でDIYするのであればホームセンターに売っている木材が基準になると思います。
- 1×4材:19×89
- 1×6材:19×140
- 1×8材:19×184
- 2×3材:38×63
- 2×4材:38×89
だいたいこれぐらいですね。
1×8材は普通のホームセンターに売っていないと思うので、幅が184mm以下のスライドマルノコを準備しておけば大丈夫でしょう。
レーザーやライトが必要か
マキタのスライドマルノコは、レーザーがついていたりLEDライトがついていたりするものがあります。
- 末尾FL:レーザーとライト付き
- 末尾L:ライト付き
必要がなければその機能のないモデルを選ぶと、値段が安くなったり、重量が軽くなったりするので検討してみてください。
性能比較一覧
マキタのスライドマルノコについて、だいたい候補に上がってくるだろうものをまとめました。旧機種などや機能によって更に数が増えてしまうので、大体のものを載せてます。
モデルNo. | ノコ刃寸法 (外径/内径mm) | 切断能力 (高さ×幅mm) | 回転数 (回転/分) | 電源 (V) | 重量 (kg) | Amazon価格 (税込み) | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LS005G | 216/25.4 | 70×312 | 4800 | 40Vmax | 15 | 87,900円 (楽天) | |
LS001G | 165/20 | 46×182 | 4200 | 40Vmax | 10.3 | 72,200円 | |
LS714DZ | 190/20 | 50×312 | 5700 | 18V×2個 | 12.8 | 66,898円 | |
LS610DZ | 165/20 | 46×182 | 5000 | 18V | 10.2 | 66,937円 | |
LS0612F | 165/20 | 46×312 | 4200 | 単相100V | 9.1 | 58,706円 | |
LS0717FL | 190/20 | 62×312 | 4000 | 単相100V | 12.4 | 83,549円 | |
LS0611 | 165/20 | 40×215 | 4200 | 単相100V | 7.4 | 48,699円 | |
LS0715F | 190/20 | 50×312 | 4500 | 単相100V | 12.5 | 50,787円 | |
LS0814F | 216/25.4 | 65×312 | 4500 | 単相100V | 14.2 | 69,200円 | |
LS1014 | 260/25.4 | 91×310 | 3700 | 単相100V | 18.8 | 90,462円 | |
LS1213 | 305/25.4 | 98×310 | 3200 | 単相100V | 22 | 97,890円 | |
M244 | 190/20 | 50×312 | 6000 | 単相100V | 12.3 | 40,737円 |
充電式のものはバッテリーや充電器を除いた本体のみの値段になっています。
オススメのスライドマルノコは?
家でDIYするのであればこちら

家でDIYするのであれば、場所が固定されているのでコンセント式のものでいいでしょう。
オススメは自分も使用している「M244」です。
持ち運びして別の場所で切断する場合は、充電式の「LS610DZ」がいいと思います。
18Vバッテリー1個だけで使用できるし、軽いのでオススメです。1×8材は切断できませんが、通常のホームセンターで入手できないのであまり気にはならないかと思います。
角材を切るのであればこちら
90mmの角材を大量に切る必要がある場合は「LS1014」「LS1213」がオススメです。
ただ、90mmの角材を切る機会はあまりないし、机や椅子などの足代わりに90mmの角材を使用するつもりなのであれば、2×3材や2×4材で十分なのでそのあたりは考えどころです。
重いし大きいですしね。
床板材を切るのであれば幅の広いものを
フローリングを切断する場合は、それが切断できる幅が必要になります。
一般的なフローリングの幅は90~120mmぐらいなので問題ないのですが、広いものだと200mmを超えるものもあります。
使用したいフローリングや床板材の幅に合わせてスライドマルノコを選択しましょう。
どうしてもレーザーが欲しい
切断する前に刃を下ろせば、切断するところがわかるので問題ないのですが、どうしてもレーザーで確認する必要がある場合は、「LS0612FL」がオススメです。
性能は「LS0612F」と変わりませんが、レーザー機能が追加されているモデルです。
46mmよりも分厚い木材を切断する場合はより上位のモデルのものを選択しましょう。
スライドマルノコの替刃は?
スライドマルノコの替刃は、ノコ刃寸法の外径と内径があっていれば使用できます。
それぞれのモデルによって微妙に使用できるノコ刃に違いがある(規定のノコ刃じゃなくても使える)ので、詳しくは公式サイトかカタログを確認してみてください。
外径165内径20
外径190内径20
外径216内径25.4
外径260内径25.4
外径305内径25.4
直角に切れると便利
直角に切れて長さが簡単に揃えられるようになると、作れるものが増えるのでいい感じです。
DIYするのであれば、必須と言って過言ではないですね。





あとがき
Amazonで「スライドマルノコ」と検索しても驚くほど出てこず、どれを購入したらいいのか非常に迷ったのでまとめておきました。
家で使用するのであれば、「M244」で全く問題ないです。
◆【マキタ】スライドマルノコ「M244」レビュー。直角も長さ調節もしやすい。
ウッドデッキやベッドフレームなどを作るときに、持ち運びできたらなと思ったのですが、なんとかなりました。
◆【DIY】シングルベッドフレームを自作。高さが揃っていい感じ。
幅広の床板材とか切らないし18Vバッテリーがあるので、今度購入するのであれば「LS610DZ」にしようかなと思ってます。
コメント