
ミドルタワーケースは長く「Corsair Carbide 100R Silent」を使っていました。ただ、同じケースばかり使うのも面白くないので、サイズのミドルタワーケース「旋風(SCY-CFS3-BK)」を購入して組んでみました。
結論から言うと、冷却寄りで組みやすく、拡張もしやすい一方、静音性を優先する人には向きません。さらに現在は製造終了で、新品で探すのは難しい状況です。
この記事では、当時つまずいた点や便利だった点を残しつつ、今読む人向けに「中古で選ぶときの注意」と「現在はサブPCで使い、メインはオープンフレームに移行した理由」までまとめます。
旋風(SCY-CFS3-BK)はどんなケースだったか
以前のケースから乗り換えた理由
それまで使っていたのは「Corsair Carbide 100R Silent」です。静音寄りで扱いやすいケースでしたが、別のケースでも組んでみたくなり、価格が手頃で冷却に寄った旋風を選びました。
現在は製造終了で、入手は中古が中心
旋風は現在、製造されていません。今から入手するなら中古が中心になります。この記事の内容は、購入検討よりも「中古で手に入れた場合に困りやすい点の確認」として読むほうが合います。
組み立てでつまずきやすいポイント
フロントパネルの外し方

フロントパネルは内側のピンで固定されていました。外すときは、内側のピンをラジオペンチでつまみ、同時にフロントパネルを引っ張ると外れます。

固定は全部で6か所あり、最初は手間に感じました。何度か外すうちにコツが分かり、ペンチなしでも外しやすくなりました。
光学ドライブ部の金属板はねじって外す

光学ドライブを入れる位置には金属板があり、これはねじって外します。ここを外さないとドライブが入りません。
5インチベイは工具なしでも固定できる

光学ドライブなどを固定する部分は、ネジ止めが必須ではありません。

中央付近のつまみをつまんで外し、ドライブを入れてから戻すだけで固定できます。
パーツ取り付けで知っておくと楽な点
マザーボードの支えは付属品に入っている

マザーボードの支えは箱の中に入っていました。必要な数だけ取り出し、該当箇所に取り付けます。
HDD配線はL字のSATAケーブルが使いやすい

HDDなどの配線は背面へ通す前提になるため、L字のSATAケーブルがあると取り回しが楽でした。ストレート形状だと曲げがきつくなりやすい印象です。
フロントパネル配線は背後へ回すと干渉しにくい

レビューで「光学ドライブを一番上に付けられない」という話も見かけます。ただ、フロントパネルの配線を背後に通せば干渉しにくく、ドライブは上段にも取り付けられました。

背後に通してもすぐに中に入れることが出来るので、邪魔になることはないです。
拡張性と互換性で確認したこと
HDDは取り外しがしやすい

HDDの取り外しは楽でした。グラボやフロントパネルを外さず、側面パネルを外すだけで作業できます。
CPUクーラーの高さは15.5cmまで

マザーボードから側板までの距離は15cmを超えており、そこそこのサイズのCPUクーラーを付けられます。公式では15.5cmまで対応と書かれていました。
グラボは長めでも入り、支えも付いている

グラフィックボードは大きめでも入りました。公式ではカード長が292mm、または条件により325mmまでとされています。

長いグラボはたわみが気になりますが、ケース側に支えが付いているので安心材料になります。
電源はATXでぴったりだが余裕は少ない

電源はATXサイズでぴったりでした。マザーボードとの間に余裕は少なく、配線の量が多いと詰まりやすいです。

私はフルプラグイン電源を使い、使うケーブルだけに絞りました。
フロントパネルは20ピンコネクタが必要
フロントパネルはUSB3.0で、マザーボード側は20ピンコネクタを使います。別のフロントUSB増設を入れる場合、マザー側のコネクタ数によっては同時に使えないことがあるので注意が必要です。
使って気になった点
網目からマザーボードのLEDが見える

「TUF H370-PRO GAMING」を使っていたとき、通電中のLEDが点灯し続けました。ケースがメッシュなので光が外に出てきて、環境によっては気になります。
最近のマザーボードは消灯設定がしやすい場合もありますが、組み合わせ次第で印象が変わる点は残しておきます。
冷却寄りで、静音目的には合いにくい
ケース全体が穴の多い構造です。冷却を優先したい用途には合いますが、静音性を重視する場合は向きにくいと感じました。
追記|購入から約4年使った現在の運用と感じたこと
現在の結論:旋風はサブPCで継続、メインはオープンフレーム
旋風は購入から約4年経った現在もサブPC用として使っています。大きな不具合はなく、電源ボタンの押しやすさも含めて、普段使いでは困りません。通気が良く、作業もしやすいので、用途が合えば今でも十分なケースです。

一方で、メインPCはオープンフレームに移行しました。理由はケースに求めるものが変わったからです。
M.2 SSDが中心になり、ケース内の「置き場所」がいらなくなった
最近はHDDや2.5インチSSDより、マザーボードに直接取り付けるM.2 SSDを使うことが増えました。自分の構成でもストレージのために広いスペースを確保する必要がなくなり、ドライブベイ周りの重要度が下がりました。
その結果、旋風のように「HDDの取り外しがしやすい」ことを活かす場面が減っています。
光学ドライブは常設せず、緊急時は外付けで足りる
光学ドライブも、ケースに常設することがなくなりました。必要になったときだけ、外付けのポータブル型を使えば十分です。5インチベイの有無を強く気にしなくてよくなりました。
音が気になる場面があり、静音面では割り切りが必要だった
旋風は冷却寄りの構造なので、環境によっては動作音が気になる場面があります。静音を重視する人にとっては、ここが合わない可能性があります。
オープンフレームはパネルを開けずに触れて、メンテナンスが早い
メインをオープンフレームにしてから、掃除やパーツ交換がやりやすくなりました。側板を外すといった作業がほぼ不要で、触りたいときにすぐ触れます。結果としてメンテナンスの負担が減りました。
4年使っても埃が意外とたまらず、見た目も悪くない
オープンフレームは約4年使っていますが、意外と埃がたまりません。設置していて見た目が悪いとも感じず、個人的には十分許容できています。
フロントUSBは後付けでき、ケース選びの条件が減った

フロントパネル用のUSBは、あとから取り付けられる製品があります。ケース側のフロントUSB仕様を最重要条件にしなくても、必要な形に後から寄せられるのが助かりました。
まとめ
旋風(SCY-CFS3-BK)についてまとめておきます。
良かった点
- フロント配線を背面へ回せば、光学ドライブとも干渉しにくいです。
- HDDは側面パネルだけで出し入れでき、作業が楽でした。
- CPUクーラー15.5cm、グラボ長292mmまたは325mmまでと拡張性があり、支えも付いています。
気になった点
- メッシュ構造なので静音性は期待しにくいです。
- マザーボードのLEDが外へ漏れ、環境によっては気になります。
- 電源周りの余裕は少なく、配線が多いと詰まりやすい印象です。
向いている人
- 冷却寄りで、組み立てやすいミドルタワーを探している人に合います。
- 中古で手に入れてサブPCを組む用途とも相性が良いです。
静音性を優先する人は、密閉されているものか、オープンフレームがオススメです。




コメント
こちらのサイトのレビューを拝見してミドルタワーケース「旋風」を購入しました。
光学ドライブを取り付けたいのですが、マニュアルには「フロントパネルをとりはずします。」
としか記載されておらず、詳しい取り外し方が記載されておりません。
レビューの「光学ドライブの部分は、ねじって外す」の項目でフロントパネルが外されたお写真が掲載されてますがどのように外されましたでしょうか?
強引に外そうとすると、破損しそうで怖くて試せず。。
よろしければ教えて頂きたく。
そのままの通りで、ねじって外しますね。
ねじって外せるような設計になってますので。
そもそも外す部分は今後使用することはなく、燃えないゴミに捨てるしか無いので、破損しても大丈夫です。
また、ねじった部分が気になるのであれば、ニッパーなどで切断するしかないです。
追記:読み間違えていたようです。光学ドライブの部分ではなくフロントパネル部分のことであれば、内側のピンで留まっているので、ラジオペンチなどで挟みつつフロントパネルを引っ張って一箇所ずつ丁寧に外すか、腕力でベリッと外す感じです。時間があるときに追記しておきます。